「初心者はまずこの一冊」という見出しに惹かれ、『ゼロからはじめるストーリー作りの教科書』を読んでみました。著者はフリーの漫画家の和々寺らおんさん。マンガ制作経験は10年だそうです。
著者:和々寺らおんさんについて
マンガ制作経験10年
『ゼロからはじめるストーリー作りの教科書』の著者は和々寺らおんさん
ツイッター:@RaonWawaji
ブログ:https://raon-terastorys.com/
10年以上マンガ制作の経験があり、マンガの描き方を知り尽くすブログ、テラストーリーズを運営しています。なんと、これまでに読んだ技術書は100冊以上だそう。
全体20分かからずに読み終わりました!
無駄が無くて簡潔。
長ったらしい文字数稼ぎが無いのでとても読みやすく、必要なときに必要なところに戻って読みやすい、まさに教科書。
『ゼロからはじめるストーリー作りの教科書』を読んでぐっと来たところ
そもそもストーリーとは?
目からうろこですね。「ゼロからはじめる」と言っているだけある……。
脚本でも小説でも漫画でも、結局一つのストーリーを書いているわけですが、そもそもストーリーって何なんだっていう基礎の基礎から触れていました。
皆さん答え分かりますか?
ストーリー=「主人公の目的を達成するまで」だと和々寺さんは述べています。
プロットを書く意味が分かる
「ゼロからはじまった」人はそもそもプロットってなんだ?状態なのではないでしょうか。
もしくは、なんとなく聞いたことあるけど、それって何?って聞かれると明確に答えられないとか。
プロットを書くときは5Wで輪郭を作ります。
- いつ
- だれが
- どこで
- 何をする
- なぜ
このそれぞれ5つの要素について、どのように書くのか例をもとに、詳しく触れられていました。プロットの書き方が全く分からない人でも分かる内容。
「面白くない」が理論的に分かる
『ゼロからはじめるストーリー作りの教科書』を読んで何が学べたかって、面白い、面白くないが理論的に分かるようになったことが1番の収穫でした。
ストーリーを面白くしている要因の一つは、主人公の目的を阻むこと。
売れたマンガを参考に、
鋼の錬金術師ならこれがこうで~、
ワンピースなら○○というように参考例がとても分かりやすい。
『ゼロからはじめるストーリー作りの教科書』を読み終えて
なんというか本当に無駄がない。
いらない肉付けがないので、ポイントが分かりやすい。まさに教科書という感じでした。中級者の方も基本の振り返りに読んでみるのも良さそう。
なんとなくで理解していることを、きちんと理論として落とし込むことが出来ます。
私も今後の脚本執筆に活かしていきたい内容でした。