ボイスサンプル用原稿集です。
セリフ練習、声出し、ナレーション練習等、自由にお使いください。
ボイスサンプル原稿集
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ボイスサンプル原稿
筆先の世界( https://hudesaki.com )
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ボイスサンプル男性
男性01:上司・ファンタジー
練習用動画
https://youtu.be/LGNBRzU4V7I
よう、久しぶりだな。忘れたとは言わせねーぞ。随分と暴れてるようじゃねーか。あーぁ……街もこんなにしちまって。嫌んなるね、誰が直すと思ってんだか。悪いが、そいつは返してもらうぜ。クソみてぇな餓鬼だが、俺の部下だ。
おい、いつまでそこで伸びてやがる。死にたくなかったらさっさと目覚ましやがれ。
男性02:ゲス・日常
ノートとかさ、使い切らないうちに新しくしたらワクワクすんじゃん?消しゴムもそう。新品ってさー、いいじゃん?分かるっしょ? 彼女だってさ、新しい方がいいじゃん?反応とか。あーでも新品はレアか。こんな歳じゃ、みーんな中古品だね。
ってことで今日でおしまいね!あーそんな顔しても無駄無駄。財布と、鞄と。はい、持って、持って!歯ブラシは捨てとくねー。痛って……まぁ大体みんなそういう反応するけどさー、分かんないんだよねーその気持ち。ってことでバイバイ中古品さん。
男性03:平静を装った激怒・日常
おいおいおいおーい、聞いてんの?聞こえてますか? 分かってないようだからもう一度言いましょうか?こちらとしましては、穏便に済ませたいところ、でしてね。お前の、ご実家、お勤め先。ぜーんぶ、送っておいたからこの写真。舐めんなよ。この阿婆擦れが。
男性04:医者
急性アルコール中毒だって?!どういうことだ!彼女は病院に酒を持ち込んで飲んだというのか?そんなに死にたいのなら死なせてやる。だが、それは今じゃない。僕がこの病院にいる限り、君を楽に死なせたりなんかしない。
男性:少年
あそこに街の灯りが見えるだろう?父さんが死ぬ前に言ってたんだ。あそこには仕事がたくさんあるって。……きっと僕らみたいな貧乏人も雇ってもらえる。だから僕決めたんだ。あの街へ行くって。ねえ、君も一緒に行こうよ!
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ボイスサンプル女性
女性01:上司・ファンタジー
練習用動画
https://youtu.be/dlM7l6YBWZ8
どーも、お久しぶり。忘れたとは言わないわよね?随分と暴れてくれちゃって。あーぁ……街もこんなにしちゃって。嫌んなるわね、誰が直すと思ってんだか。悪いけど、その子は返してもらうわ。まだまだ甘ったれのクソガキだけど、私の部下よ。
ちょっと、いつまでそこで伸びてるつもり?死にたくなかったら、さっさと目覚ましなさい。
女性02:彼女・日常
ねーぇ。それって本末転倒って言うんじゃないの?死んでばっか。ゲームでストレス溜めちゃってさー。金曜日の夜に私がいるっていうのに。あっ、耳かきしてあげる!膝枕付き!どうどう?はぁ?!私に負けたくないって?無理無理。諦めたまえ。
女性03:少女・ファンタジー
だめー!絶対だめ!その箱は絶対空けちゃダメって、姫さまに言われてるんです。勝手に開けたら何が起こるか……もくもくもくもく、白い煙があらわれて、あわわわわわ、お爺さんになっちゃうなんて絶対言えません!……あ、ああぁぁぁぁ、言っちゃった。
女性04:看護師・叱り
ここをどこだと思っているんですか?ここは病院です。病院ではお静かに!いいですか?もう一度言いますよ。お・し・ず・か・に、お願いしますね。まったく、早く治してさっさと退院してください。
ボイスサンプル不問
不問01:将軍
聞け―!我らはこれより敵国アルファールへと進軍する。奪われた憎しみを忘れるな。与えられた屈辱を忘れるな。祖国エルラドの民のため、誇り高きエルラドの戦士たちよ!魂を燃やせ!全軍、前進!
不問02:老人
ほら、あそこに大きなビルがあるだろう?昔はあそこに池があったんだ。信じられないかもしれないけど、本当に池があったんだよ。……これからもどんどん変わっていくんだろうね。時代の流れは止められない。次の時代を作るのはあんたたち若いもんだ。好きにやったらいい。それが若者の特権だろう。
不問03:老人
なんだ、幸一。帰ってきてたのか。ほらほら、そんなところに突っ立ってないで、中へお入り。今夜はお前の好きなけんちん汁にでもしようかね。
不問04:ハイテンション
レディースアンドジェントルメーン!さぁ、さぁさぁさぁさぁ、お待ちかね!新しい国王様のお通りだ。しっかりその目に焼き付けろ。焼け焦げるまで焼き付けろ。あ、フラッシュ撮影は禁止だよ~。だめだめ国王様びっくりしちゃうからね。さーて、それじゃあ準備はいいかー!新時代の幕開けだー!
短い朗読原稿
#台本メーカー #shindanmaker より3語
https://shindanmaker.com/990363
各原稿特に作品名もないので、もし表記が必要であれば、筆先の世界・短い朗読原稿よりなどで構いません。
ペットボトルとガムテープ。息子はたったそれだけで何もかもを生み出す。まるでそれは錬金術だ。堅物の私とは似ても似つかない。ただ、時折それは、彼の父であの男を思い出させる。血とは皮肉なものだ。
夏の夜。縁側でとうもろこしを頬張ったあの頃。歯に挟まる実の不快感さえも優しく撫でるあの風を、なぜだか思い出した。きぃきぃと、背もたれに重みを預けながら椅子で踊る。与えられるだけの残業。クーラーで冷えたオフィス。頭上の蛍光灯がまるでスポットライトのようだと鼻で笑った。
友人の結婚式。素直に喜べない劣等感を錆びついたワンルームに持ち帰った。そろそろ現実を見ろと言われたあの日、分岐を間違えなければもっと真っ当な自分がいただろうか。ぽとりと、美味しくもない灰が落ちる。錆びついたワンルームで情けなさを濁した。
ネックレス。それは男にとって首輪のようなもので、己のものだという主張であった。しかし彼女は路地裏で別のネックレスを身に纏い、「じゃーね」と口にしたその足で別の男に会いに行く。女とは元よりそういう生き物でなのである。複数人から同じネックレスをもらっていないだけ、まだ良心的な女なのだ。
虫たちは整えられた芝生に不自由を感じていた。青々と茂った緑色のアーチ。懐かしくそして愛しいそれは、今はもうない。月の光のもと、そこで夜な夜な歌う姿は、まるでネオン街にいる人間のようであったのに。
毎週木曜日、男はそこで犬になる。狭い六畳半。差し込む西日。轟々と唸る換気扇。蔑むような女の目。それは、何もかもが甘いのだ。もしそこに私がいたら、思うだろう。此処にある二人こそがロマンチストだと。
例えば、ここは赤身肉なのか霜降り肉なのか。自分自身のことなのにその内側がどんななのか分からないだろう?君の中身を構成する血や肉、内臓がどんな味で、どんな匂いなのか。夕立が君の叫びをかき消してしまううちにそれを確かめるのも悪くないね。
「ならばこの星から風を取り除いてみましょう」彼らに罪悪感などない。知性あるものとは、常に、自分よりも劣るものに対し非情なのだ。前代未聞の地球の惨事。それは神か、或いは悪魔か、彼らの好奇心が招いたものだったなど、誰が信じようか。
世界の端で踊る花弁までもがはっきりと見える。コンタクトレンズ越しに見る桜は斬新だった。それは、萎縮していた体さえも伸ばす。 メガネからコンタクトへ。スニーカーからパンプスへ。女という生き物は簡単に武装出来るものなのだ。